2017.05.08 | 京都工芸繊維大学
京都工芸繊維大学井沢研究室が採取、同定した藤の花の酵母や乳酸菌を生かして商品開発を進めている「藤布の里」プロジェクト。久保研究室によるマーケティング・ブランディング事業として、新たなコンセプト「藤の恵み」を立案しました。
京都市内にある京丹後市のアンテナショップにてヒアリング調査と試食販売を実施しました。アンケートの結果、商品の印象は購買意欲につながってはいたものの、ブランドの印象と購買意欲のつながりはみとめられませんでした。
藤の花関連商品のアピール力を高めるためには、今後、ブランド構築に向けた商品デザイン、一連の商品のパッケージに統一性を持たせるようなデザイン提案が必要です。また、健康長寿の地域でもある京丹後のイメージや知名度アップに役立つような戦略を立案できるように進めていきます。
井沢研究室が取り組んでいる開発事業について、吟醸酒・大吟醸酒については、吟醸香産生に優れたセルレニン耐性酵母を取得することができ、試験醸造を行っています。納豆菌については、単離し、数種の候補株を得ているところです。今後も地道な試行錯誤を繰り返し、商品開発につなげていきます。
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VOICE
北部振興
VOICE:京丹後市で藤の花の発酵食品開発に携わりました
京都工芸繊維大学井沢研究室では京丹後市地元メーカーの方々と連携して、藤の花から乳酸菌や酵母を取り出して培養し、商品開発につなげるお手伝いを行っています。発酵食品の開発に携わった山内雪菜さんは
2015.12.18 | 京都工芸繊維大学